中伊豆での暮らしも、少しずつ”日常”になってきました。仮移住をはじめて5日目。今日は特別なイベントがあったわけではないけれど、美容院に行ったり、子どもを迎えに行ったり、買い物に出かけたり…そんな一つひとつの出来事が、ここでは少しだけ特別に感じられるから不思議です。
中伊豆で過ごす、ゆるやかな朝
朝、子どもを学校に送り出す途中、道で出会った地元のおじいちゃんに「そっちの道よりあっちの道の方が道が舗装されていて歩きやすいよ!」と声をかけてもらいました。私たちが仮移住にきていることを認識してくれていました。どうやら地域の人たちは、仮移住者の存在を自然と受け入れている様子。その一言に、地域の懐の深さと親しみを感じて、なんだか嬉しくなりました。名古屋ではなかなかない出来事。誰かが見守ってくれているような、そんな温かさを感じた朝でした。
美容院で見えた、地元とのつながり
今日は「Hair Design Sunny」という美容院へ。アットホームな雰囲気で、店長さんに名古屋から仮移住してきた話をすると、伊豆の暮らしについていろいろ教えてくれました。特に印象的だったのは、下田の花火大会は渋滞がすごいから避けたほうがいいという話。代わりに土肥地区の花火は混雑も少なくおすすめとのこと。

ヘアマッサージがとても気持ちよくて、思わず眠ってしまいそうに。地元情報とリラックスを同時に得られる、美容院ならではの時間でした。
子どもと一緒に歩む、日常のリズム
午後は“バースデイ”へ。目的は、こども園での水遊び用のサンダル。毎日びしょびしょになる靴をどうにかしたくて、買い足しに出かけました。近くにダイソーなどもありますが、乳児用のサンダルは置いておらず、子ども用品の品揃えが豊富なバースデイへ。バースデイを教えてくれたのは、移住情報センター9izuのスタッフさん。地元の子育て世代がよく利用しているお店だそうです。
名古屋に住んでいた頃は、バースデイまで車で5分。今は20〜30分かかります。せっかちな私は「ちょっと不便かな?」と思ったけれど、ドライブ気分で向かう買い物もまた、ゆったりとした暮らしの一部に感じられるようになってきました。
小さな発見が、暮らしを彩ってくれる
仮移住して5日目。何気ない一日でも、中伊豆では何かしらの発見や出会いがある。誰かと交わす一言や、車を走らせる時間…そんな一つひとつが、じんわりと心に残っていくのを感じます。
仮移住してよかったな、と思えるのは、こんな“普通の日”が少しだけ特別に感じられるからかもしれません。