「いつまでこの満員電車に揺られ続けるんだろう」「子どもにはもっと自然に囲まれた場所で育ってほしい」——そんな思いを抱えながら日々を過ごしていませんか?30代、会社勤め、家庭を持ち、将来の暮らしに漠然とした不安を感じているあなたにこそ読んでほしい。
今回は、伊豆市で開催された「第6回いずぐらし交流会」で語られた、実際に移住した2人の女性のリアルな声をお届けします。東京・埼玉から伊豆に移住し、家族とともに田舎暮らしを選んだ彼女たち。彼女たちの体験には、地方移住に興味がある多くの人が共感できるヒントが詰まっていました。
都会から伊豆へ——2人の共通点と違い
今回登場したのは、東京から移住したあさみさんと、埼玉から移住したはるかさん。
それぞれに事情は違えど、「今の暮らしを変えたい」という思いは共通していました。
あさみさんは、自然の中でのびのびとした暮らしを求めて伊豆へ。ご主人の仕事が東京にあるため、月曜・火曜は出社し、水〜金は伊豆でリモートワークをする“ハイブリッド移住”スタイルを実践しています。ご主人の仕事も急にリモートワークができるようになったわけではなく、3年かけてその準備を整えてきたそうです。子どもと過ごす時間を大切にしながら、地域コミュニティにも積極的に関わり、消防団やバレーボール、さらにはカフェの経営にも取り組んでいます。
一方、はるかさんは、毎日の満員電車とストレスに疲弊し、全国を回って移住先を探す中で「響きがよかったから」という直感で伊豆を選んだそう。現在はヨガやエステを頑張っているそう。消防団や狩猟にもチャレンジするアクティブな日々を送っています。
異なる背景を持ちながらも、2人に共通するのは「とにかくやってみよう」という前向きな姿勢と、地域とのつながりを大切にしていること。移住後の充実感は、そのチャレンジ精神から生まれているのかもしれないと感じました。
他にも印象的だったのが移住情報センター9izuのスタッフの温かい対応と地域づくり課のサポートも移住する大きなキッカケになったようです。
個人的にはご主人の話も聞いてみたかったですw
知っておきたい「移住コネクター」の存在
あさみさん、はるかさんが担っている役割、それが「移住コネクター」。これは、伊豆市への移住・定住を支援するために設けられた先輩移住者のチーム。実際の生活情報を発信したり、移住希望者の相談に乗ったりと、地域と新たな住民をつなぐ大切な存在です。
彼女たちのモチベーションは、「なんでもやってみよう!」という前向きな気持ち。そして、移住して良かったことを尋ねると、口を揃えて「人とのつながりが増えたこと」と答えます。子どもの遊び場を教えてもらったり、困ったときに助け合える仲間ができたり。都市生活では得られなかった温かさが、ここにはあります。
困っていること・大変だったこと
どんなに魅力的に見える田舎暮らしでも、すべてが順風満帆というわけではありません。移住して初めて感じる困りごとも多いそうです。
具体的には、「駅まで遠い」「飲み会に気軽に行けない」「車がないと生活できない」といった声が上がっています。ただし、運転に不安があっても、都会のように多車線で複雑な道路ではなく、一車線中心の道路事情なので、慣れれば運転しやすいとのことです。
また、今回の交流会以外の場面でも、「子どものお迎えが大変」との声を聞きました。バスの本数が少なく、毎日の送り迎えは親にとって大きな負担に。都会では中学生以上になれば、学校も習い事も公共交通機関で一人で通えるのが一般的ですが、伊豆ではそれが難しく、親のサポートが欠かせないという現実もあります。
子どもがまだ小さいから気づきませんでしたが、移住するときの大きな一つのポイントだと感じました。
まとめと読者への問いかけ
地方移住、田舎暮らし、伊豆での生活——どれも特別なものではありません。実際に一歩を踏み出した人たちは、試行錯誤を繰り返しながらも、自分らしい暮らしを見つけています。
「子育てをもっと豊かにしたい」「自然の中でゆとりある暮らしをしたい」「都会のストレスから解放されたい」——もし少しでもそう思うなら、いずぐらし交流会のような場に参加してみてはいかがでしょうか。
私も仮移住して感じることは気候に関しては昼間は暑いが朝晩は散歩したくなるくらい涼しく過ごしやすいし、週末にどこかに遊びに行こうと思えば約30分圏内に山も海もある。
子育ての環境にはいいところだなと感じています。
あなたの次の暮らしは、伊豆にあるかもしれません。
