中伊豆での仮移住生活。自然に囲まれた穏やかな暮らしは魅力的だけれど、いざ住んでみると「ちょっとした不便」もついてきます。
私の場合、そのひとつが作業環境でした。現在育児休業中で、日々の出来事や気づきをブログにまとめているのですが、仮移住住まいに作業に使える「デスク」がない。ローテーブルに、座布団。そして腰痛…。
そんな実体験を通して見えてきた、仮移住ならではの「不便との付き合い方」をご紹介します。
理想と現実のギャップに直面
移住先の住まいにはローテーブルしかなく、椅子とセットの作業デスクはありませんでした。
普段はチェアに座って背筋を伸ばし、PCに向かうスタイルに慣れていた私にとって、床での作業はなかなかの挑戦。
しかも私は腰痛持ち。前傾姿勢で長時間作業すると、腰がすぐに悲鳴を上げてしまいます。集中力も途切れがちで、数分おきに体勢を変えたくなる日々でした。

「ちょっとした工夫」で多少よくなるが・・・
そんな中でたどり着いたのが、椅子に座り膝の上にPCを置いて作業するというスタイル。
腰の痛みは改善されましたが、目線が下がって首と肩がガチガチに。集中力も続かず、作業に没頭するのは難しいと感じました。
地域の力を借りてみる
そんなある日、地域づくり課の方に相談してみたところ、2つのおすすめワーキングスペースを教えてもらいました。
1つは図書館の隣にあるログハウス。木の香りに包まれた静かな空間で、気分を変えて執筆に集中できます。
目の前には川が流れており、そのせせらぎの音が心を落ち着かせてくれます。自然と一体になれるようなロケーションは、集中と癒やしの両方をもたらしてくれる貴重な場所です。
利用方法も簡単で図書館が受付になっており、利用の旨を伝えれば、電気と空調をONにしてくれます。
もう1つは修善寺駅の近くにある沼津信用金庫が運営するコワーキングスペースで、アクセスは良いのですが、駐車場と利用料が発生するというのがネックでした。
そのため、最終的には静かで自然に囲まれたログハウスを選び、今ではここを拠点にブログ執筆を楽しんでいます。
「困ったら地域に相談する」という一歩が、仮移住生活をもっと豊かにしてくれることを実感しました。
子どもとの時間を最優先に
今は育児休業中。子どもとの時間が一番大切だという思いは、常に忘れたくありません。
子どもが話しかけてきたらPCを閉じて向き合う。ブログはあとで書けばいい。
そう思うことで、作業への焦りも減っていきました。
「家族タイム」と「自分の時間」をうまく切り替える。その積み重ねが、育児も仮移住生活も、どちらも楽しむコツかもしれません。
おわりに
仮移住生活のなかで感じるちょっとした困りごと。それは「不便」であると同時に、「工夫」のきっかけでもあります。
ログハウスでの作業中、ふと顔を上げれば、目の前を川が流れていて、せせらぎの音が耳に心地よい。
そんな環境の中で文章を書くなんて、考えてみれば最高の贅沢かもしれません。
限られた環境の中で、自分なりの心地よさを見つけていく過程は、決して無駄ではなく、むしろ大切な時間です。
腰痛に悩みながらも、子どもと向き合い、地域とつながりながら過ごす日々。そんな暮らしの中で綴るブログには、いつもと違った深みや気づきがあるように感じています。
まとめ
- 仮移住先には快適なデスク環境がないこともある
- 腰痛など自分の体と相談しながら作業方法を工夫しよう
- 地域のワーキングスペースを活用するのもおすすめ
- 子どもとの時間を優先しつつ、自分のリズムを大切にする
- 不便さも、自分らしい生活をつくるヒントになる