仮移住生活もあっという間に12日目。中伊豆の自然の中での暮らしは、どこか懐かしく、そして新鮮です。住まいも十分に整っていて、生活には困りませんでしたが、思わぬ“暑さ”と“虫たち”の存在には驚かされました。この記事では、実際に住んでみたからこそわかった仮住まいのリアルな感想をお届けします。
コンテンツ
家族4人でちょうどいい?仮住まいの設備と住み心地
キッチン編
キッチンは3合炊きの炊飯器に加え、電子レンジ、トースター、フライパンなど、料理に必要なものは大体揃っています。冷蔵庫は170ℓ(冷蔵110ℓ、冷凍60ℓ)とコンパクトながら、買い物の頻度を調整すれば十分対応可能です。

ただし、食器はやや不足気味だったため、ダイソーで買い足しました。また、キッチン横のエリアで食器を乾かしていたところ、小さなアリが大量発生するという衝撃の出来事が。乾いたらすぐに食器棚に戻す、という習慣が大切だと痛感しました。
空調については1階のリビングに1台と2階に1台、エアコンが設置されています。ただ、30度を超える猛暑だとフルパワーでエアコンを稼働していても暑い!特にキッチンには当初エアコンがなく激暑で汗だくで料理をしていました。しかし、地域づくり課に相談したところ、エアコンと扇風機をすぐに設置していただけることに。地域の迅速で温かなサポートに、心から感謝です。

リビング・寝室・水回り
リビングは12畳と広く、中央に襖(ふすま)で区切ることで使い勝手が良好。テレビも設置されており、我が家では持参したアレクサとFireStickを接続し、支給していただいたポケットWi-Fiで即日エンタメ環境を構築できました。

寝室として使っている2階は、真夏の昼間はまるでサウナ状態。エアコンのおかげで何とか凌げていますが、暑さ対策は必須です。

トイレはウォシュレットなしのシンプルなものですが、使い勝手は十分。お風呂は蛇口でお湯を調整するタイプで、少し手間はあるものの、近くに温泉施設があるため、気分を変えてそちらを利用するのもおすすめです。

収納スペースは各部屋に十分にあり、荷物の整理には困りませんでした。

自然豊かな環境の中での“生活の工夫”
洗濯物と虫の対策
洗濯物は駐車場に干すことができますが、蜂が飛んでくるのが怖くて、最初は部屋に竿を設置して室内干し。

その後、安全を確認してから外に干すスタイルに落ち着きました。近隣の家々もサンルーム型で室内干し対応している様子を見て、「なるほど」と納得しました。
小さな虫たちは、中伊豆の自然の一部。完全に排除することはできませんが、生活スタイルを工夫することで、無理なく共存できると感じました。
駐車・ゴミ捨て事情
駐車場は広く、水遊びもできるスペース付きで魅力的。ただし、前の道がやや狭く、最初は車の出し入れに少し手間取りました。

ゴミ出しに関しては、燃やせるゴミは週2回と便利な一方、缶・瓶・プラなどが隔週回収のため、名古屋の毎週回収と比べると少し不便に感じました。地域ごとのルールを知り、慣れることが大切ですね。

まとめ
この12日間の仮住まい生活を通じて、「自然の中で暮らす」ことの豊かさと、日々の工夫の大切さを実感しました。虫や暑さなど、思わぬ壁にぶつかることもありましたが、地域のサポートや工夫で乗り越えることができました。
中伊豆での暮らしに少しずつ馴染みながら、「ここでの生活も悪くないかも」と感じ始めています。これからの変化も、楽しみです。